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PIE2009で風景写真の撮影術について聞いてきた
昨日は東京ビッグサイトで明日まで開催中の「フォトイメージングエキスポ2009」に行ってきました。
カメラ本体やレンズ、画像処理ソフトからプリンタ・各種アクセサリまで、写真に関わる商品がずらりと展示されていて、物欲大魔王の私にとって、それはそれは楽しい催し物(笑)。できれば開催に合わせて発表された新製品に触りたかったのですが、時間が足りなくて駆け足でしか見ることができませんでした。
その分、滞在時間の大半を費やして参加したセミナーがとてもためになる内容で大満足だったので、内容を一部書き記しておきます。
はじめに
今回の講師は朝、陽が昇る前と、夕方、陽が沈んだ直後の数分間だけ空が青く染まる時間 「BLUE MOMENT」をテーマに撮影をしている写真家の吉村和敏先生です。
テーマは『時間別撮影テクニック・光をめぐる世界の旅』。5月に新しい写真集が発売されるとの事で、この本からの写真をスライドで見ながら、普段の風景写真を撮り方を中心とした講演でした。
昨年末、テレビ朝日系列で放送された「エプソンスペシャル 地球の歩き方~ポルトガル「色彩」を撮る旅」で先生の写真を見て大感動。ぞくっとするくらい色のグラデーションが美しい写真の数々に目を奪われっぱなしでした。
こちらのページに一枚だけですが写真がのっています。
- BLUE MOMENT
- 吉村 和敏
- 小学館 2007-12-13
-
by G-Tools , 2009/03/28
講演内容
思い出した順番に箇条書きしてみました。
写真をうっとり眺めていたので、網羅できてないのですが参考までに。
- 普段風景撮影に使っているのはほぼフィルムカメラ(ペンタックスの中判フィルムカメラ、6×45と6×7)。デジタルもだいぶ性能があがってきているが、フィルムのグラデーションの細かい部分の再現能力にはまだ追いつけない。
デジタルカメラは主に動きのあるもの(人物が入る写真等)が被写体の時やぱっと撮影したい時に使用。さっと取り出して撮る時にはフィルムは厳しい。時と場合によりカメラを使い分けている。 - 以前は大掛かりな荷物をもって移動していたが、現在はフィルムカメラ本体二台、デジタルカメラ一台(メーカーはまちまち)、レンズ4本(ズーム2本、マクロ1本、単焦点1本(望遠だったか標準だったか失念))で撮影。同時多発テロ以降、機内持ち込み重量が制限されるようになったため、極力省力化するようになった。プロでもこれくらいの装備で大丈夫なので、皆さんもひとつのカメラとじっくり向き合うスタンスで問題ないと思う。
- 近年ズームレンズは大変高性能になってきているので、単焦点とズームレンズのどちらを選ぶべきか相談されたら、迷わずズームレンズをお勧めする。(ただし先生は「ズームは一本数十万で、単焦点は数万・・・」とおっしゃられてたので、ある程度のものを揃えないと厳しいのかも)
- 撮影モードはP(プログラムモード)、A(絞り優先オート)、バルブ撮影(シャッタースピード優先?)を使用。大部分の写真はAモードで撮っている。三脚必須。絞りはF16か22。ただしレンズの最小絞りで撮影すると、光の回折現象によってシャープさが失われてしまうので、最小よりも一段絞りを開いて使用。
- デジタルカメラは機動力重視なので手持ち。深い事は考えずAモードでばんばん複数枚撮っている。失敗が何枚出ても問題ないのがデジタルのいい所。
- 朝日などまぶしい被写体が入り込んでくる時には、露出補整を+1くらいあげてやる。マイナス補整すると暗くなりすぎる。
- 朝日、夕日、空に流れる雲などを撮るときには、望遠を使って印象的な部分を一部切り取ってあげるといい。目に見えるもの全てを入れこむ必要はない。全て見えないことで、見る側にイマジネーションを喚起することができる。よって広角は意図して撮りたい構図がある時以外、あまり使用していない。パノラマは望遠+三脚で視界を左右に振ったものを二枚つなげる事によっても撮影可能。余計なものが入り込まない写真が撮れる。
- 遠くの風景を撮影したら、足元や近くも見回してみよう。合わせて撮る事でそれは組写真となり、より物語を膨らませることができる。
- 風景を撮る時には、直球ど真ん中な風景のみを撮ったものと合わせて、なにかアクセントになるものを入れ込んだ写真も撮ろう。アクセントは人、モニュメント、橋、自転車など何でもok。画面構成に変化がでて面白くなる。アクセントにした被写体は何かでさえぎられたりしないように注意する。しっかり写りこんでいる事がポイント。
- 夜景はバルブ撮影で7枚撮っている。プロでも適正な条件の一発撮りは難しい。これだけ撮ればどれか一枚は必ずいい条件のものが出てくるはず。秒数は10秒・20秒・30秒・1分・1分30秒・2分・3分の7パターン。
- 雨・雪が降っている日のバルブ撮影中にフラッシュをたくと、粒に光が反射して幻想的な写真になる。
- PLフィルタは使い過ぎない。使い過ぎるとパンフレット写真みたいになってしまう。使うとしてもフィルム撮影時に7割くらいの効果に抑えて使用するくらいがいいだろう。特にデジタルは撮影素子がフィルムよりも高感度でくっきりとした表現になるのでPLは不向きだと思う。また同様の理由でデジタル撮影時はプロテクタをはずしたほうがいい仕上がりになる。
- 空が入り込むいい被写体を見つけたら、いい雲の形や空の色になるまでしばらく待ってから複数枚撮ると、より素敵な写真になる。
- 太陽・まぶしい光源を手前にある被写体で隠して撮ると、綺麗なシルエットのある写真が撮れる。
- 三脚はベルボンがお勧め。駆動部の丈夫さが違う。乱暴に扱ってもゆるみが出ないのでもちがいい。クイックシューも丈夫。
- Velbon 三脚 ULTRA LUXi L LUXiL
- ベルボン
- by G-Tools , 2009/03/28
PU
会場内スナップ

オリンパスの夏に発売されるらしいマイクロフォーサーズ機の横に飾ってあったPEN。
ここからインスピレーションを受けたって事なのか、オリンパスの歴史を振り返る的なものなのか。

商品撮影なんかに使うブースのお試しコーナーがあったので、ためしに撮って見ました。
適当に撮ったのにそれっぽい仕上がり。照明の力ってすごいねぇ。

富士フィルムブースの一角にあったNATURAコーナー。
ここだけku:nelだったり女子カメラっぽい雰囲気炸裂でした。かわいい特製皮ケースも飾ってありました。
この横にあった新しい中版カメラ「GF670 Professional」が最高にかわいくて、触れないならせめて撮りたい!と思い、果敢にチャレンジしたんですが、おじさま・おばさま方の鉄壁のディフェンスに阻まれ敗退orz
HPの写真より実物の方が何倍も素敵なんですよ・・・。

シックにまとめられてるnikonのブース。
キャノンもオリンパスもソニーもペンタもみんな新製品を出品してるのに、nikonは何にもなかったなぁ・・・。
もう閉場時間だったのでコンパニオンのお姉さま方がミーティングしてました。
右奥に見えるカラフルなエリアがcoolpixの陳列棚です。
※他の写真はFlickrにアップしました。よろしければ見てやってください。
Flickr: Your stuff tagged with photoimagingexpo2009
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