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彼氏彼女の事情
- 彼氏彼女の事情 (21) (花とゆめCOMICS)
- 津田 雅美
- 白泉社 2005-08-05
by G-Tools , 2008/03/20
県内一の公立進学校である県立北栄高校に通い、自他共に認める成績優秀・スポーツ万能・容姿端麗の優等生、宮沢雪野。彼女は実は超見栄っ張りで周りからの賞賛を浴びる為、日々のたゆまぬ努力で優等生を演じていた。しかし高校に進学して出会った同級生の有馬総一郎は美形で運動神経もよく雪野以上に成績優秀。当初は彼に対抗心を燃やした雪野だったが、ひょんなことから有馬に自分の正体を知られ、そして雪野も有馬が自分自身を演じていることを知る。お互いを知って親しくなった二人はやがて付き合うようになり、そしてこれからは素のままの自分で生きていこうと決意する。
ようやく友人から借りて、全巻一気読みすることができました。
花ゆめはビニールでしばってあることが多くて、なかなか立ち読みが(ry。
明るい恋愛ものの前半、ラブコメとは言い難い純文学風味な後半と大まかに別れているのですが、私は後半戦で大号泣。
好きな相手の心を知ることができない苦しみ。
好きな相手にも自分を出せない悲しみ。
世界から切り離されてしまうような孤独感。
知らなくても生きていけるような悲しい感情を乗り越えたくて、懸命にあがく「彼」の姿がとても切ないです。
エンディングもぐだぐだになってないし、作中の台詞回しもうまくて、私は読んで悔いなし!と大満足だったのですが、Amazonのレビューを読む限り、後半戦は「暗い」「遅い」「長い」という否定的な意見も結構あるようで。
前向きでさわやかながんばりやさんの話なんかだと幅広く共感を得やすいのでしょうが、この作品みたいに自分を責めて傷つけ続けるような人間が主人公では、確かに入り込める人種を選んでしまうのかもしれませんねぇ。
消しても消しても消えないような苦しみをみんなが持っている訳ないし。
そんなのわかんない!暗いんだよ!って印象を持てる方が幸せな気がします。
人を選ぶ本というのはこういうものを言うのかもしれません。
ちなみに絵柄が連載中に激しく変わってしまったり、登場人物がどいつもこいつも才能ありすぎとか、つっこみどころもいくつかありますが、それはそれ。軽くスルーして読み進めるのがよさそうです。
自分が嫌いな時、どうしようもなく孤独な時に効くかもしれない良作だと私は思います。
男の人でも読めそうだな。
関係ないないけど、どうにもアニメ版の絵柄は受け付けませんでした。
まぁ、見たことないんですけど。<さっきGAINAXのHPで初めて見た。
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